仔牛の世話は、人間の赤ちゃんと同じく、ワクチンの接種や疾病対策などの健康管理にとても気を遣う仕事です。仔牛の哺育・育成だけを行うことで、専門ノウハウを蓄積できるだけでなく、技術力の向上を図ることができます。
さらに2018年10月からは、村の公共牧場の管理運営を担うことになり、新牧場が稼働。これに伴い職場は、乳牛の雌牛を生後3日から8カ月まで育てる第一牧場と、その牛たちに受精を行い、初任牛にして各牧場に返すまでの世話をする第二牧場の2カ所となり、事業規模が大幅に拡大しました。
北海道の道東に位置し、日高山脈の裾野に広がる中札内村では、恵まれた自然条件を活かして行う農業を基幹産業としています。この村にあるのが『農事組合法人カーフゲート』です。
村内に14戸ある酪農牧場が出資して、2005年に設立しました。
組合員の酪農牧場から哺育・育成牛を預かり、元気で健康的な仔牛を育てています。
抵抗力の弱い哺育・育成期の仔牛をのびのびと育てていくには、たっぷりと愛情を注ぐことが大切になります。
カーフゲートは、北海道中央下の中札内村にあります
帯広空港から車で約10分ほどの場所に位置しています
【JR】(帯広駅まで)札幌…2時間24分(最短)/南千歳…1時間54分(最短)/旭川…約4時間/釧路…約1時間40分
【自動車】(中札内村まで)帯広駅…30分/帯広空港…10分/札幌市…約3時間30分 ※有料道路を利用した場合の目安時間です。
6:00〜
獣医さんと一緒に体調不良の子牛の治療、体温測定などの健康管理
9:00〜
休憩
9:30〜
牛舎の掃除 寝床の整備、報告・記録などの事務作業
12:00〜
昼休憩
13:00〜
哺乳、牛の移動、ワクチン注射、掃除、見回りなど
17:00〜
終業
山口県から帯広畜産大学に進学し、在学中から牛に関わる仕事がしたいと考えていました。
卒業後に勤めた肉牛の牧場が閉鎖することになり、中札内農協に転職した後も、仔牛の世話をしたいという思いをずっと持ち続けていました。周囲にその思いを話していたこともあり、この牧場が従業員を増員するタイミングで声をかけていただきました。入社から2年半経った今も、毎日がとても充実しています。
生後1週間くらいまでの仔牛に手でミルクを与える仕事が多いのですが、少し弱りかけている子に頑張ってミルクを飲ませ、元気になってくれた時は本当にうれしく、やりがいを感じる瞬間です。離乳前の仔牛は急に体調を崩すことがあるので、常に注意して様子を見るよう心がけています。
年齢の近いスタッフが多いので、和気あいあいとしていて居心地がいい職場です。
全くの未経験で、半年ほど前に入社しました。ずっとサービス業で働いていましたが、30歳になり「将来このままでいいのだろうか」と考えていた時、場長である父に誘われたのがきっかけです。
心機一転やってみようと飛び込んでみると、生き物に接する仕事がこんなに楽しいなんて想像以上でした。今は仔牛の体調管理に関わる仕事を教えてもらい、便の具合をみるなどして、治療が必要な仔牛を獣医さんにつないでいます。
酪農家さんから預かった牛を、元気で立派に育てて返すのが僕たちの仕事なので、その一連の流れに関われることにやりがいを感じています。
僕のように酪農の知識がゼロの状態からでも、場長や先輩方から教えてもらったり、同じような経験値のスタッフ同士で一緒に学んでいくこともできるので大丈夫。初めての人も安心して働けます。
帯広畜産大で2年間、主に機械装置や餌について勉強したのち地元の本州の酪農に就職しましたが、北海道酪農への憧れが強く半年勤めた後に帯広に戻ってきました。
カーフゲートには平成30年10月入社、現在は繁殖管理、十勝農業組合:獣医さんの対応、哺乳などを担当しています。本州の牧場と比べて全体的に北海道の方が飼育環境が良く整っていると感じています。
カーフゲートは牛舎がきれい、上司が優しい、スタッフも若い人も多く雰囲気が良いです。勤務時間も残業はほとんとなく仕事とプライベートを分けることが可能です。職場から20分くらいの帯広市内大正町というところにアパートを借りていますので、生活に不便はありません。
未経験で入社した人も多く、その方が楽しく働いているので、安心して仲間に入っていただきたいです。
カーフゲートは、北海道中央下の中札内村にあります。
帯広空港から車で約10分ほどの場所に位置しています。